<共依存>  
<嗜癖(アディクション)> <アダルトチルドレン(AC)>


共依存とは別名、人間関係嗜癖とも人間関係依存ともいわれる。

主体を自分ではなく他人や周囲として自分を守る生き方である。つまり、自分が相手から必要とされることによって自己の価値を見いだすなど。
共依存には依存している人を支配(コントロール)することによって充実感を持つタイプ、依存している人に心配をかけ続けることによってその人を支配(コントロール)し続けるタイプなど様々である。
依存症者の家族の中でみられ易い対人関係の病的パターンである。

ストレスの多い現代社会では、嗜癖や依存がプラス方向へは働きにくいだろう。

危惧されている点は、ACから生ずる共依存や嗜癖行動であるが、大きく環境の影響を受けることから、「嗜癖や依存」に自分自身が気付き、回復しようと努力することで状況はかなり良くなると思われる。

回復過程においてAC、PTSD等の問題に直面することもあるかと思われるが、諦めないで各地にある精神保健センターや自助グループ等の回復ネットワークへつながることをお勧めする。

00/10/05



<嗜癖>《Addiction:アディクション》



アルコールや薬物等を摂取する物質嗜癖。

盗癖、一連の性倒錯、ギャンブル癖、摂食障害(拒食、過食、過食嘔吐)、借金癖、買い物依存症、ワーカホリック(仕事中毒)虐待等の行為による過程(行動プロセス)嗜癖。

共依存(見捨てられる事をおそれ暴力を止められない人(バタラー)と暴力を振るわれても自分が必要だからと別れられない配偶者など)、セックス依存、恋愛依存(破滅 的な恋愛を繰り返す)、男性依存、女性依存、暴力的人間関係などが含まれる人間関係嗜癖。

以上の3つに大別される。


日常の空虚さに端を発し、その虚無感からの逃避手段が習慣化し、止めようとしても止められない状態になり、自分でコントロール出来ない依存症に陥る。


AC共依存は、嗜癖の世代連鎖を起こしかねないらしい。

00/10/05




もしもあなたが依存だと思うのなら・・・・・

心の悲鳴に耳を傾けて自分の現状を認めてあげて欲しい。
そして、気づいて欲しい・・・・

・いつも同じパターンを繰り返していませんか?
・あなたは自分を愛していますか?
・愛せないのは何故だか考えてみませんか?

・子供の頃に抑圧された欲求はありましたか?
・トラウマになっているようなことはありませんか?

もしもそんな自分に、悲鳴に気づくことが出来たなら・・・・
独りで悩まず声を上げて自助グループやカウンセラーに助けを求めて下さい。
きっと問題解決の糸口が見えてきます。

勇気を出して下さい。
呪縛や執着する心を見つめて、離れる勇気を。
後戻りする誘惑に負けない自分の力を信じて・・・。

02/02/10  追記




<アダルトチルドレン(AC)>


●AC(Adultchildren:アダルト・チルドレン)とは以下の二つの略である。

1.アルコール依存症の問題を抱えた家庭の中で育った大人。
 《 ACoA(Adultchildren of Alcoholic:アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリクス)》
2.機能不全家族の家庭の中で育った大人。
 《 ACoD(Adultchildren of Disfunctional Family:アダルト・チルドレン・オブ・ディスファンクショナル・ファミリー)》


●ACは病名ではなく、診断名でもない。
ACとは、自らがACだと自覚した人のための言葉である。
クリントン大統領は、自らをACと自覚し、それを明言した上で大統領選挙に望み当選しました。
生きづらさを感じる問題(不安、孤独、劣等感など)の原因を探り、過去を振り返り、過去と向き合い、ここまで生きてきた自分を貴方が認めてあげて、乗り越えて下さい。

ACの特徴
1.ACは何が正常かを推測する(「これでいい」との確信が持てない)
2.ACは物事を最初から最後までやり遂げることが困難である
3.ACは本当のことを言った方が楽なときでも嘘をつく
4.ACは情け容赦なく自分に批判を下す
5.ACは楽しむことがなかなかできない
6.ACはまじめすぎる
7.ACは親密な関係を持つことが難しい
8.ACは自分にコントロールできないと思われる変化に過剰に反応する
9.ACは他人からの肯定や受け入れを常に求める
10.ACは他人は自分と違うといつも考えている
11.ACは常に責任をとりすぎるか、責任をとらなすぎるかである
12.ACは過剰に忠実である。無価値なものとわかっていてもこだわり続ける
13.ACは衝動的である。他の行動が可能であると考えずにひとつのことに自らを閉じこめる
※ジャネット・ウォイティッツ(ACOAの特徴)


生きづらさは貴方が生き延びるために身に付けさせられた、家族の中での役割による後遺症のようなものである。役割とは

【ヒーロー(英雄)】
・スポーツ、芸事など一芸に秀でて世間から評価されると両親の冷たい関係が和らぐことから、ますます頑張ってしまう。
【スケープゴート(犠牲の山羊)】
・病気がちだったり、非行に走るなど一家のダメ人間を演じることで家族の真の崩壊を防ごうとする。
【ロスト・ワン(いない子)】
・「忘れられた子ども」としてひっそり存在することで家族内の人間関係を離れ、傷つくことから逃れる。
【プラケーター(慰め役の子)】
・一家の中で最も暗い家族、たとえば暴力父親に対する母親の慰め役「小さなカウンセラー」になる。
【クラン(道化役)】
・一家の緊張した関係を円滑にするために道化役を買って出て演じる子ども。しかし道化の仮面の下の顔は寂しい。
【イネイブラー(支え手)】
・小さい時から自分以外の人の世話を焼いてクルクル動き回り、親代わりもするので「偽親」とも呼ばれる。

生き延びるために身に付けたパターンは、大人になっても引きずり続け、自分の思い、感情、望みを思い通りに表現できなくなる。相手の反応を恐れ、自己主張が出来ないばかりか、自己主張はいけないことだと考えてしまう傾向がある。
ACは自己評価が低いため、他人からの評価によって自己の価値を判断してしまう。が、その評価ですら、疑い、否定してしまうのである。しかし、本心ではない。相手に確かめないと自己評価が出来ないのだ。

それらの原因は、決して貴方のせいではない。
どうか一日も早く、ACの原因を探り、自覚し、乗り越えて頂きたい。
そのためにACという言葉があるのだから。

「君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。ところがその判断は君の考え一つでたちまち抹殺してしまうことができる。」

マルクス・アウレーリウス『自省録』(神谷美恵子訳/岩波書店)


00/09/20

―自分は、ACではないかと思っている…あなた
―権威に異常に敏感な…あなた
―夫や子ども、親や友人、
また、権威のある人の許可を求めたがる…あなた
―ひとが怒ったり、あなたの批判をすると怯える…あなた
―自分のことより、人の心配をしたがる…あなた
―自分の意見を言って、後で自己嫌悪におちいる…あなた
―いつも自分を駆り立てるものを、求めたがる…あなた
―見捨てられないために、無理をしてでも、
多少きつくても、人と付き合いたがる…あなた
―親との葛藤に、悩んでいる…あなた
―困った人を見つけては、サポートしたがる…あなた
―「物知りね。親切ね。」なんて言われると、喜びを感じる…あなた
―攻撃的だったり、否定的だったり感情表現が苦手な…あなた
−女性であることからくる、様々な問題について、生きにくさを感じている…あなた
―これらのことは全くなく、“私は結構できる人”と思っている…あなた