<ホームレス>

厚生省(現在の厚生労働省)は「ホームレスの自立支援方策に関する研究会 」、 ホームレスの自立支援方策について(要旨)を報道発表資料としてHP公開をしている。

ホームレスの自立支援方策について(要旨)

1 ホームレス問題の現状
(背景・要因等)
○ ホームレス問題は、その時代における社会問題が複合的に絡み合って生じる一つの貧困問題で、今日新たな形で出現
○ この問題は、仕事、家族、住居の問題が複合的に絡み合い、病気やけが、アルコール依存症、借金問題などが複雑に関係
○ 日雇労働の減少、リストラ、会社倒産等による失業者の増加
○ 家族の支援が得られにくく、失職により一般社会の中から孤立

(ホームレスの現状)
○ 全国のホームレスの概数は、約2万人(H11.10月現在)で、大都市部を中心に増加(地方の主要都市や大都市近郊市にも広がり)
○ 長期の野宿生活による健康状態の悪化
○ 平均年齢は50歳代半ばで男性が中心(最近では若年層のホームレスや女性、家族のホームレスが一部にみられる)
○ 公園等公共空間での生活で地域住民との摩擦が生じかねない

2 自立支援を進めるための課題
 ホームレスに対する自立支援は、ホームレス自身が地域社会の一員として 社会生活が送れるようにすることが基本であり、ホームレスのニーズに応 た施策の推進が必要

○ ホームレス個々のニーズを把握するために総合的相談・支援体制の確立
○ 近年の経済・雇用情勢及びホームレスの過去の職歴等から雇用先に制約があるめ、多様な就労先の確保
○ 疾病等を有する者に対する保健医療対策等の一層の充実
○ 自立能力に乏しいホームレスに対する社会福祉施設への入所等既存制度での十分な対応や生活保護制度の適切な運用
○ 宿所提供施設の拡充と併せ、多様な居住場所の確保
○ 行政及び民間支援団体、地元自治会等を含め地域全体で支援する体制・仕組みの構築

3 ホームレス自立支援事業の効果的な進め方
(1) 総合的な相談・指導体制の確立
 自立支援事業を効果的に進めるためには、ホームレス個々のニーズに応 じたアセスメントが重要であり、福祉事務所を中心として、保健所、公共 職業安定所等の関係機関や社会福祉施設等との連携による総合的な相談・ 指導体制の確立が必要

○ 相談機能を十分発揮させるために、経験豊富な人材の確保と職員体制の整備に合わせ、研修等による職員の資質向上
○ 民間支援団体等との連携・協力による福祉事務所等の窓口への誘導
○ 福祉事務所、保健所等関係機関が連携した積極的な街頭相談の実施
○ 街頭相談における地域のNPOや民間支援団体等との連携・協力

(2) 自立支援事業の効果的な実施
 平成12年度から実施される「ホームレス自立支援事業」の効果的な運 営の観点から次のことに十分に留意
○ ホームレスの就労支援を行うために宿所や食事の提供とともに、定期的な入浴や下着類の支給等、日常生活が送れるよう十分に配慮
○ 定期的な健康診断など十分な健康管理
○ 利用者の個々の状況に応じた自立支援プログラムの策定及び積極的な就労支援
○ 地域社会の中で生活するための社会常識や生活習慣等を身に付けるための指導援助
○ 就労するために必要な住民登録、職業斡旋、求人開拓及び住居の確保や自立阻害要因を取り除くための指導援助
○ 利用期間中に就職できなかった者に対する処遇の確保
○ センター周辺の清掃活動など地域との交流促進及び民間支援団体、地元自治会、関係機関等との意見交換
○ 自立支援事業について、情報交換、研究協議等を行うため、全国的なネットワークを構築

等々。
このような厚生省の路上生活者の自立支援事業に逆行するかのような 暴挙!を北九州市は行っている。
北九州市は市民のコンセンサスが得られない、と路上生活者への就業窓口の設定、生活保護、医療等すべての要求を断っています。餓死者のいることを知った市民の誰が同意しないというのでしょうか。

2000/10/05