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本日は御来場いただき 誠に有り難うございます この前、23歳の誕生日を迎えました。 23歳といえば、もう立派な大人なのでしょうが、 僕の場合どうも自覚がないというか、成長がないというか・・・・。 そしてこの歳になって、生きて行くということだとか、 本当の幸福だとかが、ますます解らなくなりました。 自分自身のことですら見失っているような気がします。 わかっているのは、知らないうちに生まれてきて、 知らないうちに、この歳になったことくらいです。 そして、この先もただ時間だけが流れていくという、 考えるとうんざりさせられることくらいです。 幸福だとか、生きて行くことなんて、 誰にもわからないことかもしれませんし、 答えなどないのかもしれません。 そしてわからなくても、口にすることじゃないのかもしれません。 考えるだけ無駄で意味のないことかもしれません。 自分を楽にするために、時々「考えたって仕方がない」と、 現実逃避するのですが、いつも失敗に終わり、 気がつくとまた、そのようなことを考えてしまっています。 そのような境遇の中で、今回の作品を創りました。 ある意味では、もう、どうでもよくなっていて、 作品を創ることでさえ、無意味のような気がしていたので、 創ったというよりも、無意識のうちに自然に出来上がったと、 いったほうが、正確かもしれません。 ファインダーを覗いていても、景色を撮るというよりも、 自分がその景色に、撮られているような感じがしました。 僕は、写真が好きです。 これからも写真を撮っていくと思います。 しかし、今の僕には、昔、写真を撮っていた時のような、 心地よさは、全くありません。 1993.11 原田 昭博
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